河村勇輝の同僚ルーキーも要チェック…NBAドラフト指名順位以上の活躍を見せた“掘り出しもの”3選
■ 若手が躍動する球団の新星
未来ある若手でロスターの大部分を構成するサンダーは、また1人、新たな若き才能を迎え入れてしまったようだ。デイミアン・リラードを輩出したことで知られるウィーバー州立大学出身のディロン・ジョーンズは、大学4年間で右肩上がりの成長を続け、最終学年には平均20.8得点、9.8リバウンド、5.2アシストという抜群のスタッツをマークし、カンファレンスの最優秀プレーヤーに選出された。 プレシーズンでも仕上がりは良好だ。5試合の平均スタッツは11.2得点、6.6リバウンド、3.6アシスト。さらに、スリーポイントも46.7パーセントの高確率で成功させ、得点はエリアを問わない。アーロン・ウィギンズ、ジェイリン・ウィリアムズ、アイザイア・ジョーなど、サンダーのベンチメンバーはバランスがよく充実しているが、フィジカル面でのストロングポイントもあるジョーンズが将来的に彼らのプレータイムを奪っても不思議ではない。
■ 河村とのコンビネーションに注目
河村の同僚であるジェイレン・ウェルズは、プレシーズンにおけるドラフトのスティールランキングで最上位に位置するプレーヤーかもしれない。『Bleacher Report』はその類稀な得点力に言及しており、複数のゲームに出場した選手のうち、ウェルズより平均得点が高いのは1位指名のザカリー・リザシェイのみなのである。 NCAAディビジョン2からキャリアをスタートさせ、3年時にワシントン州立大学に転校した同選手は、アウトサイドショットの効率に目を見張るものがある。河村ともプレータイムを共有したウェルズは、プレシーズン期間中に48.0パーセントの確率でスリーポイントを成功。加えて、試投数が1試合あたり5.0本以上あることも特筆しておかなければならない。 リバウンドやハンドリングもこなすことができ、2メートル超えとサイズも十分で、デズモンド・ベインのバックアッパーとしてプレータイムが与えられるのは確実。イディー、河村、ウェルズと、今年のグリズリーズは1年目の注目株が目白押しだ。 文=Meiji
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