渦中の議員、式典欠席相次ぐ 成人の日、自治体「影響なし」
裏金事件の渦中にある自民党安倍派(清和政策研究会)議員の多くが、8日の「成人の日」に合わせて7、8日に各地の自治体が開催する式典を欠席する見通しだ。昨年までは出席していたが、今回は疑惑発覚後に「欠席する」と自治体側に連絡。昨年祝辞を述べた議員も含まれるが、担当者らは一様に「特に影響はない」と冷めた反応だ。 「県議や市議会議長が来るので、特に影響はないと思う」。大野泰正参院議員の地元、岐阜県羽島市の担当者が冷静に語った。大野氏側から、7日に開催される「二十歳のつどい」を欠席すると連絡があったという。 市によると、昨年までは大野氏本人か秘書が出席。2022年は地元選出の国会議員を代表して祝辞を述べた。 今回は、5千万円超の還流疑惑が浮上した直後の昨年12月22日に「欠席する」と連絡が来たという。担当者は「理由は聞いていない」と話した。東京地検特捜部は同28、29日、同市の事務所などを家宅捜索した。
4千万円超の還流を受けた疑いがある谷川弥一衆院議員は、長崎県佐世保市の式典を欠席する。