キヤノンMJの証券コード「8060」を使っていた名門商社は?
会社四季報オンライン編集部がお届けするトリビアクイズ。あなたのカイシャに関する雑学力アップにお役立てください。 2024年1月以降、新規の証券コードは「130A」のように、アルファベットが使用されるようになりました。 かつては4桁の証券コードでしたが、倒産や合併などによって使われなくなった証券コードが使い回されていた時期があります。 1981年8月に上場したキヤノンマーケティングジャパン(当時の社名はキヤノン販売)の証券コードは8060。この証券コードは、1977年までは、1919年創業の名門商社の証券コードでした。 ■正解 安宅産業 安宅産業を吸収合併したのは伊藤忠商事(8001)。 同社ホームページ では次のように説明されています。 「安宅産業の海外事業の失敗に起因する不良債権に端を発した経営不振問題を解決すべく、伊藤忠は銀行筋の要請を受け入れ、安宅産業と業務提携を決断し、1977年(昭和52年)10月1日、伊藤忠は安宅産業と合併するに至った。安宅産業の信用不安の拡大は、国内的には経済の混乱をもたらし、また国際的には日本の商社の信用失墜を招きかねないことであった。安宅産業の合併はまさに社長戸崎の英断であった」 8000番台では、カメイの「8037」は1984年まで輸入卸売商社の大沢商会が使用していました。 9000番台には、たくさんの引き継ぎ例があります。エイチ・アイ・エスの「9603」は、往年の映画大手で球団も保有していた大映が使っていた証券コードです。ワットマンの「9927」は家族亭、ミロク情報サービスの「9928」は平和紙業、北沢産業の「9930」は秋山愛生館が使用していたものです。 いかがでしたか? 次回のクイズもお楽しみに! ※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
会社四季報オンライン編集部