NewJeans「ミン前代表を25日までに復帰させて」…HYBEに最後通牒
ユーチューブでの緊急ライブ配信
ADOR(アドア)のミン・ヒジン代表が解任された後、不安感を示したガールズグループ「NewJeans」が11日、ユーチューブでの緊急ライブ配信を通じて「ミン前代表を25日までに復帰させてほしい」と親会社のHYBE(ハイブ)に最後通牒をした。8日にある授賞式でミン前代表を支持するような発言をしたが、公にミン前代表の復帰を要請したのは初めて。 NewJeansはこの日ユーチューブで、ADORの公式アカウントではなく、臨時アカウントを通じてライブ配信を行った。同時アクセス数は6万人あまりに達した。現在このアカウントは削除されている。 チームでリーダーの役割を果たすミンジは「私たちが願うのは、ミン・ヒジン代表が代表を務め、経営とプロデュースが統合された本来のADORだ。このような要請をするのは、HYBEと戦うことなくうまくやっていくためだ。パン・シヒョク会長とHYBEには、25日までに(ミン前代表を)復帰させる賢明な決定をしてほしい」と述べ、具体的な期限まで強調した。 ダニエルは「人間的な側面から、ミン・ヒジン代表をもう苦しめないでほしい。率直に言って代表がとても可哀そうで、HYBEが非人間的な会社にしかみえない。私たちはこのような会社をみて何を学べるのか」と非難した。 メンバーらは、これまでNewJeansが不当な待遇を受けてきたとも主張。メンバーのヘリンは「外部勢力が絶えず邪魔して妨害する状況を理解できない。いったい何がNewJeansのためであり、成長させるものなのか、理解できない」として、「NewJeansとバニーズ(ファンクラブの名前)の関係性を象徴する成果物まで失った。他のものまで失いたくない」と述べた。最近、ドルフィナーズ・フィルムのシン・ウソク監督とADORの対立の過程で非公開になったユーチューブのチャンネル「パン・ヒス」に言及したものとみられる。 ヘリンはさらに、「私は、その人たちが属する価値に順応したり、同調したり、ついていきたくはない」として、事実上、現ADOR経営陣と一緒に仕事はできないという意向まで示した。 ヘインも「ミン前代表の解任の知らせを当日の記事で知った。あまりにも突然で、メンバー全員が想像できなかったことなので、あまりにもつらかったし、とても当惑した」としたうえで、「会社側の一方的な通知に、『私たちを本当に一切尊重してくれないんだな』という確信を持った」と述べた。続けて、「HYBEの仕事の進め方は正直ではなく、正しい方式ではないようにみえる。これ以上邪魔をしないでほしい」として「代表を復帰させ、ADORを元通りにしてほしい」と要請した。 ミンジは「この半年にわたってNewJeansに対する不必要で疲れる論争が、うんざりするほど続いている」として、「このままだと築き上げてきた成果を失いそうで、無気力になる」と吐露した。さらに、「これ以上互いにとって良くない疲れる行動は止めてほしいという意味で、意思を直接表現するためにこの場を設けた」と語った。 これに先立ち、ADORは先月27日に取締役会を開き、当時のミン・ヒジン代表を解任し、キム・ジュヨン社内取締役を新代表取締役に選任した。ADORはミン前代表が退いた後もNewJeansのプロデュースはそのまま担当すると主張したが、ミン前代表側は「2カ月の短期契約であり、いつでも解任が可能な不公正契約」だとして反発している。 イ・ジョングク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )