今年の漢字は「米」 達増知事 水稲作況、大谷選手ら活躍挙げ【岩手】
達増拓也知事は9日の定例記者会見で、今年を表す漢字について、24年ぶりの「良」がほぼ確実となっている水稲の作況指数、移籍1年目の米大リーグ・ドジャースでワールドシリーズを制覇した大谷翔平選手(花巻東高出)ら本県出身者の米国での活躍などを挙げ、「米」とした。 理由について達増知事は「今年の本県産米は豊作となり、都道府県で最も高い1等米比率で、質も日本一。米どころとしての岩手の定評が確立しつつある」と説明。さらに、大谷選手をはじめ新たにエンゼルスと契約した菊池雄星投手(花巻東高出)、米球界入りを目指すプロ野球ロッテの佐々木朗希投手(大船渡高出)、花巻東高から米スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎選手らを挙げた。 日本の「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録決定したことにも触れ、「酒も米から造られており、岩手が日本を代表する酒どころの一つとして発展していくスタート、新たな飛躍の年にも位置付けられる」と述べた。