大阪・松井市長 政府の万博開幕前倒し調整検討に「別に影響はない」
大阪・松井市長 政府の万博開幕前倒し調整検討に「別に影響はない」
大阪市の松井一郎市長は18日午後、大阪市役所で定例会見を開いた。会見では報道陣から、政府が2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の開催期間について同年4月13日から10月13日までとする最終調整に入った報道について質問したが、松井市長は「別に影響はないですよ」と述べた。 【映像ノーカット】大阪市・松井市長が定例会見(2019年12月18日)
「あと5年あるので相乗効果をあきらめる必要はない」
政府は当初、万博の開催期間を5月3日から11月3日としていた。今回の報道を受け、報道陣からはカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開業時期への影響について質問がとんだが、松井市長は「別に影響はない」と答えた。 そして「万博との相乗効果を出すということで、同時期にオープンできることにこしたことはない。あと5年あるので、今の時点で、相乗効果をあきらめる必要はない」と続けた。
つんく♂さん「『いのち輝く未来社会のデザイン』の見本のような方」
また、出展を計画している地元パビリオンについて、有識者に意見を聞く懇話会の特別アドバイザーに京都大iPS細胞研究所の山中伸弥所長と音楽プロデューサーのつんく♂さんが就任したことについても質問が相次いだ。 松井市長は、つんく♂さんについて「大病を患いながら、それでもアーティストとして存在感を発揮されている。まさに『いのち輝く未来社会のデザイン』の見本のような方」と述べた。 山中所長については「山中先生は再生医療でいま困っている難病の方を治療したいと、その一点でやられている。iPS細胞を含む先進医療を今より格段飛躍をさせていただきたいと思う」と話していた。