自ら「金の亡者」だとうそぶく皇治

　「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO（JMAEXPO）」（19日、横浜BUNTAI）で、K－1ワールドMAX2度優勝のブアカーオ・バンチャメーク（42＝タイ）とボクシングに準じたルールで戦う皇治（35）が17日、「僕は金の亡者ですやん」と思いっきり開き直った。 　事の発端は8日の会見における皇治の「ブアカーオは子供のころはアンパンマンみたいな存在だったけど、今はバイキンマンみたいなもん。金の亡者でしょ」という発言。17日にこれを聞いたブアカーオが「私は純粋な気持ちで戦っているが、皇治がそういうことを言うのであれば、今回の試合、ファイトマネーなしで戦ってみればいいのでは？」と反論した。 　だが皇治はこのブアカーオの発言を受け、「なんで？　僕は金の亡者ですやん。僕はバリバリ金の亡者ですし」とまさかの開き直り。その上で「僕がただ1つ（昔と）変わったのは、自分のために稼ぐのが必死だったんですよね、今までは。（今は）仲間のため、今、僕がやってるこの調子に乗ってる暮らしを仲間にもしてほしいし、そういう思いで戦ってるんで。そういう意味では昔より思いは強いですよ、戦うことに対して」と、仲間のための“金の亡者”だと説明した。 　皇治は、ブアカーオが「たくさんの皇治ファンの前で彼を倒すのが楽しみだ」と発言したことについても「みんな、それ言うてきたじゃないですか。数々の選手が、トップファイターみんな言ってきたと思うけど、誰もよう倒せへんやん。どっちが口だけやと言うといてほしいですね。倒す、倒れへん、そこが勝負じゃないけど、俺を倒せるヤツなんかいないですよ」と言い返した。 　皇治は最後に「試合ギリギリに決まったから（減量が）きついと思うんですよ。だから別にいいよと。決まってもうたら、体重いくらでも一緒なんで、100グラム100万で買えと。だから1キロオーバーだったら1000万。そんで『何キロでもいいから』って伝えておいてください」とむちゃくちゃな要求をして“金の亡者”ぶりを発揮していた。