ソフトバンク上沢直之入団会見 直近で日本ハムから流出3人目で注目される"ガチ対決" 迎え撃つ「若きプロスペクト」の存在とは
ソフトバンクに加入が決まった上沢直之の入団会見が26日、福岡市内で行われた。背番号は「10」で4年の長期契約を結んだ。 【動画】変幻自在の完全投球! 上沢直之のレッドソックスデビュー戦をチェック 上沢は今季ポスティングシステムを利用し、日本ハムからメジャーに挑戦。レイズとマイナー契約を結んだ後は開幕直前にレッドソックスに移籍。メジャーでは2試合に投げ、0勝0敗、防御率2・25。マイナーでは20試合に投げ、5勝4敗、防御率7・63で終了していた。 すでにNPBで70勝をマーク、2023年シーズンは9勝9敗、防御率2・96。リーグトップの170投球回を達成とタフネス右腕の去就をめぐっては古巣の日本ハムもオファーを出していた中、ソフトバンクの熱意に心を動かされたと会見の中では語った。 一方で今回の上沢のソフトバンク移籍には多くの注目が集まった。日本ハムからオファーも届く中、海外FA権取得前にポスティングシステムを容認してくれた古巣に戻って恩返しをすべきという声も球界OBからあがるなど、「不義理」という見方も拡がっていた。上沢も周囲の声は受け止めるとした上で、しっかりホークスで結果を出していきたいと前を向いた。 そして、上沢入団で来季はソフトバンクと日本ハムの対戦により注目が高まりそうだ。 今季もリーグ1位、2位どうしとシーズン終盤まで好勝負をくり広げた。 また、日本ハム→ソフトバンクへの移籍となった例は近年で3選手目となる。22年オフにFAとなった近藤健介が移籍。また日本ハムでエース格を務めていた有原航平もポスティングを利用してメジャーに移籍。2シーズンを過ごした後に日本球界復帰時にソフトバンクを選択していた。 先発ローテ―ションに元日本ハムのエース格投手2人が入るとなれば、日本ハムの選手たちも燃えることは間違いない。 チームには清宮幸太郎、万波中正、水谷瞬、田宮裕涼、郡司裕也といった若きプロスペクトたちが多い。9月の相手本拠地での戦いでは大暴れしたことも話題を呼んだが、特に上沢対戦時に爆発できるか、注目を集めそうだ。 白熱の投手戦も期待できそうだ。リーグ最多の5完投と圧巻のパフォーマンスを残した伊藤大海を筆頭に加藤貴之、山崎福也の先発3本柱、来季の開幕投手に指名された若手のプロスペクト、金村尚真など先発陣も充実している。 新たに背番号「10」を背負うことになった右腕が来季はどんなピッチングを見せるのか。両球団の対決が熱く盛り上がりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]