野田~印西の国道16号“絶望的渋滞”が変わる!? 動き出した「千葉北西連絡道路」に反響多数「はよして」「パンク状態」夢の信号ゼロ道路が“概略ルート”決定へ
3回目の千葉北西連絡道路検討会が開催
千葉県北部で整備検討されている新たな高規格道路「千葉北西連絡道路」計画に、ネット上などでも反響が集まっています。 一体どのような道路で、どのような声が上がっているのでしょうか。 【画像】超便利!? これが「千葉北西連絡道路」の計画ルートです(14枚)
千葉北西連絡道路は、野田市~印西市をむすぶ、国道16号の広域的バイパスです。 国道16号は野田市・柏市・我孫子市にかけて、地域の交通需要を一手に担っています。両側を川に挟まれているという特異な地形条件も背景にあり、他にまともな道路がほとんどありません。 どこもかしこも絶望的な渋滞に悩まされている状況で、生活移動としても、トラック輸送としても、ほぼ使い物にならない状況です。これを打開するために、立体交差で「信号ゼロ」が基本の高規格道路を整備する機運が持ち上がりました。 印西市では、外環道~成田空港で整備中の「北千葉道路」に接続予定。さらに将来的には、野田市から東北道へつなぎ、さらに「埼玉新都心線」に直通して大宮まで直結する構想「核都市広域幹線道路」もあります。 外環道・圏央道という2大環状ルートの中間に取り残されたエリアを救済する構想の「筆頭格」として、もっとも話が動いている路線のひとつが、この「千葉北西連絡道路」です。 気になる進捗ですが、概略ルートを決める「計画段階評価」が始まっています。ここで2回ほどの地域アンケートによって概略ルートが決定したあとは、都市計画決定と環境アセスメントの手続きが進められ、完了すればいよいよ事業化待ちという段階になります。 ことし2月には委員会でアンケート実施に向けた課題整理が行われました。10月は地元でパネル展示も行われ、その計画の周知が進んでいます。計画段階評価は2024年度の計画にも盛り込まれているため、来年3月までには何らかの動きがありそうです。 ※ ※ ※ 長年ずっと課題だった千葉県先端部の渋滞問題。根本解決を図る大バイパス計画の進展に、ネット上では「16号の渋滞がひどすぎる」「パンク状態だもんな」「はよして」と期待する声が見られます。 なかには「利根川沿いの農免道路は信号無いから便利だけど、狭すぎてよくクルマが落ちてるよね」「農免道路を広くしてくれたらそれでいい」といった意見もありましたが、千葉北西連絡道路はまさに農免道路をトレースするような利根川付近のルートが想定されています。 なお、こうした新ネットワーク道路計画につきものですが、「開通するころにはもう生きてないかな」「完成する時には免許返納してそう」という、遠い目のコメントも見られました。
くるまのニュース編集部