かつてはレンジャーズも良きライバルだったが……

前田大然もレンジャーズにとっては厄介な相手 photo/Getty Images

15日、セルティックは国内カップ戦であるスコティッシュ・リーグカップの決勝で国内最大のライバル・レンジャーズと対戦する。両クラブの戦いはスコットランドの伝統でもあり、特別な盛り上がりとなるのは間違いない。 レンジャーズとしては、今回こそセルティックを倒したいだろう。ここ最近はセルティックに手痛くやられる展開が続いていて、今季はすでに9月のリーグ戦で0-3と敗れ、昨季はスコティッシュカップの決勝で0-1、リーグ戦で1-2、3-3のドローなど、なかなか勝てずにいる。 レンジャーズが最後に勝ったのは、2022-23シーズンの終盤5月に行われた一戦だ（3-0）。レンジャーズとしては、この悪い流れを断ち切りたい。 ただ、実力的にはセルティックが優位だろう。英『BBC』にて、セルティックOBのアラン・スタップス氏もレンジャーズが勝つ光景は想像しづらいと語る。 「セルティックの調子を考えると、セルティックの勝利しか見えないね。レンジャーズも競争力はあるけど、セルティックの実力は手に負えないだろう。レンジャーズのパフォーマンスに一貫性がないことも分かっているしね。彼らはまだ正しいスタイルを模索している最中だ。セルティックは強すぎると思うし、早い段階で得点をすれば2点差以上つくかもしれない」 レンジャーズは現在リーグ戦で3位に甘んじていて、首位セルティックとは早くも11ポイント差がついている。今季セルティックを追いかけているのは2位のアバディーンで、レンジャーズは2位に入ることさえ出来ていない状態だ。 セルティック戦は意地で何とかしたいところだが、セルティック圧倒的有利の状況を変えられるか。