重度障害者の木村英子氏、れいわ新選組から参院選出馬(全文2)障害者施策はどれもひどい
過去、省庁交渉でどういった結果が得られたのか
毎日新聞:すいません、毎日新聞の【ミヤハラ 00:27:08】と申します、よろしくお願いします。先ほど、運動をされていたということや、あと省庁との交渉等もされていたということをおっしゃっていましたけれども、これまで具体的にどういうことを交渉で求めていって、その結果どういった結果が得られたか、あるいは得られなかったかというのを少し具体的にお聞きできればというのと、あと先ほど、しゃべることしか、ということもおっしゃってましたが、すいません、首を折られてというのと、あと脳性まひということで、症状としては体のどの部位が動かないとか、そういったことも少し伺えればと思います。 木村:すいません、私はメモができないので、すいません、1個ずつ答えていいですか。1個答えたらまた次、また聞いちゃうのでいいですか。 最初は、交渉で何をやってきたかってことですよね。今、介護保険の話はしましたが、障害者の人の入院時の派遣についても交渉してきました。入院時の派遣っていうのは、今、障害程度区分6の人は入院時に介護者を付き添いとして付けていいという法律になっておりますが、やはり各自治体で、その介護者を付けることについて認めてる地域と、認めてない地域っていうのがあるんですね。でも障害者にとって介護者っていうのは命綱で、とてもそばにいなきゃいけないパートナーなんですね。介護者がいなければ本当に水も飲めないので死んでしまいますし、その介護者がいないと入院もできないんです。 入院したら看護師さんたちは看護を行ってくれますが、看護の領域だけでは、例えば、入院って突然するわけですから、私の体の足をどういうふうに曲げていいかとか、どこにクッションを入れたらいいかとか、そういう細かいことは全然分からないんですね。もう首がちょっと倒れただけでもめまいを起こしたりとか、足が痛くなったりとか、そういうことが起こりますので、介護者がいないと特別な、私に特化した介護っていうのはできません。 そういう事情がどの障害者の人もありますから、そこで市町村に行って、入院時の派遣を認めてもらえるように交渉したり、あるいは病院側の人とお話をさせてもらったりとか、そういう形でやってまして、まだいっぱい交渉の内容はありますけれど、今やってることはその入院時の派遣についてやっていまして、もちろん認めてくれた自治体もありますし、今でも駄目だっていう自治体もありますし、そんな感じです。もう1つなんでしたっけ。