リニアの南アルプストンネル、ボーリング調査が静岡県入り JR東海が発表
JR東海は20日、リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事で、山梨県側から進めてきた地質や湧水量を把握するための高速長尺先進ボーリング調査の先端部が、同日午前5時半ごろ静岡県側に入ったと発表した。 静岡県内でのボーリング調査については、静岡県の川勝平太前知事が長らく認めてこなかったが、今年5月にリニア推進を掲げる鈴木康友氏が知事に就任。9月17日には、鈴木知事がJR東海に対し、静岡県内でのボーリング調査を容認することを通達していた。 鈴木知事は、10月5日に山梨県の長崎幸太郎知事とともに、南アルプストンネルの山梨工区でボーリング調査を視察し、「地下水の量も少なく、県民に安心してもらえる状況だ」と述べていた。