2つの抽出方法1台に コーヒーメーカー新型、米国でも同時発売 タイガー
タイガー魔法瓶は、コーヒーの抽出方法であるドリップ式とホールド式の2つを組み合わせたコーヒーメーカーを10月1日に日米で同時発売する。独自のハイブリッド式にすることで、ドリップ式だけでは引き出せない甘みやコクを加え、差別化を図る。価格は税込み3万3000円。初年度に日本で3100台、アメリカで1万台の販売を目指す。 【関連写真】抽出メニューは、ハイブリッド抽出のアイスとホット、ドリップ抽出のホットから選べる 発売する「HYBRID BREW」ADF-A060は、コーヒー粉にお湯を通過させて成分を抽出する「透過式」(ドリップ式)と、サイフォン式やフレンチプレスなどのコーヒー粉をお湯に浸けて甘みやコク、香りを引き出す「浸漬式」(ホールド式)を組み合わせ一台に集約した製品。 制御弁の開閉によって、手動では難しい浸し時間や湯量(吐出量)、温度を自動調整する。蒸らしの工程で水分を抽出しやすい状態にし、蒸らしが終わると弁が開いて抽出。この工程を複数回繰り返すことで、雑味を抑えた深い味わいとクリアな後味を引き出す。 抽出メニューはハイブリッド抽出のアイスとホット、ドリップ抽出のホットが選択できる。 本体は横幅15センチメートルの小型設計。最大6杯まで抽出でき、保温機能も備える。フィルターとガラスサーバー部分をむき出しにした透明のデザインを採用し、コーヒーの抽出過程を見ながら楽しめる。 毎日使えるようメンテナンス性も高めた。手入れが必要な部品は6点で、フィルターサイズが大きいため洗いやすい。フィルターとガラスサーバーは食器洗い乾燥機に対応している。 商品開発担当の久木野景介氏は「今後はハイブリッド式でシリーズ展開も視野に入れている」と話した。
電波新聞社 報道本部