流行中の変異株「KP.3」はこれまでの免疫が効かない 新型コロナ第11波はお盆明けがピークか
■10月から新たなワクチン接種 高齢者らは積極的に検討を
10月から、新たなワクチン接種が始まります。 65歳以上の高齢者と60~64歳の持病を抱える人の負担額は7,000円程度、任意の方は15,000円程度となる見込みです。 コロナウィルスはどんどん進化しており、今回の「KP.3」のように、これまでの免疫を回避するものも出ています。 高齢者や重症化の心配がある方には、追加接種を積極的に考えてみていただきたいです。 今やコロナを風邪のように考えている人も多いと思います。 しかし、コロナで亡くなる人は、決して少なくありません。 流行が始まった20年から、23年に5類に移行するまでの約3年半の総死亡者数は、死亡診断書の情報を用いた人口動態統計によると、約89,000人。5類移行後の7カ月間でも16,000人以上が亡くなっています。高齢者を中心に既に10万人以上が亡くなっている感染症です。そして現在でも、多い月には4000人以上が亡くなっているのです。 今はもう、国や社会は守ってくれません。高齢者や持病のある方は、自分で自分を守って下さい。 そして若い方、健康な方は、自身が感染源にならないよう、注意して頂ければと思います。 (昭和大学 二木芳人名誉教授)
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