八戸のマリエントで開館35周年セレモニー これまでに184万人が来館
水産科学館マリエント(八戸市鮫町)の開館35周年を祝うセレモニーが12月1日、同館5階展望ホールで開かれた。(八戸経済新聞) 【写真】セレモニーの様子 1989(平成元)年10月9日、水産都市として発展した歴史を持つ八戸の魅力を伝える観光文化施設として開館。魚やウミガメが泳ぐ水槽や、海の生き物に触れることができる「タッチ水槽」などが展示の目玉となっており、週末を中心ににぎわいを見せる。同館によると、これまでの来館者は11月26日時点で累計184万3087人を数えるという。 セレモニーでは開館35周年のほか、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」の活動を紹介する「はちのへ『ちきゅう』情報館」の展示開始17周年、今年8月、同館を拠点に科学を学ぶ活動を展開する「マリエント『ちきゅう』たんけんクラブ」が日本ジオパークネットワーク表彰を受けたことなどが報告された。同クラブの中高生5人が司会を務めたほか、かもめ幼稚園(同)の園児が周年を祝う歌を披露し、会場は和やかなムードに包まれた。最後は来賓や詰めかけた市民を交え、拳を突き上げるポーズで記念撮影を行った。 同館の吉井仁美館長は「開館35周年、ちきゅう情報館17周年を迎えることができ、多くの皆さんに支えられていることに感謝している。年末年始も楽しい企画を用意している。これからもマリエントを訪れてほしい」と話す。 同館では23日、24日、開館時間を19時まで延長する「夜のマリエント」を開くほか、来年1月1日には「開運おみくじ」の設置を行う。 開館時間は9時~17時。入館料は、一般=300円、高校生=200円、小中学生=100円、65歳以上=150円、未就学児無料。年末年始の休館日は12月31日。
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