<富野由悠季監督>「G-レコ」10周年 ファンに感謝も「君たち、いい加減にせぇ!」
安田さんは「この間、G-セルフのプラモデルが出たじゃないですか。インターネットで結構いろいろな人が騒いでいたんですけど、『10年も経つのにまだ騒ぐんだ!』って。ちょっと自分の考え方が甘かったな、と思わされました。今日ここには、さらに濃い人たちがいるということで、いや本当……ありがとうございました」と感謝。
吉田さんは「10周年……『G-レコ』の第1話の作業中に老眼になったんですよ。ガンダムが急に見えなくなって。それで、劇場版5部作の間に髪の毛が白くなったんです。真っ白になりました。そういう時間も含めて、皆さんは今日来てくださっているということで、ありがたいなと思います。実は企画スタートからだと18年半、本当にありがとうございました」と話した。
嶋村さんは「まだ10年!という気持ちではないんですけど、私たちの大切な大切な『Gのレコンギスタ』という作品の10周年に駆けつけてくださって、本当に皆さんありがとうございました」と話し、寿さんは「あれ? 去年もみんなで集まりませんでしたっけ?という気持ちになるくらい、『Gのレコンギスタ』=ファミリーみたいな、親戚みたいな、作品から出てくる温かさのおかげで今日お越しくださった皆さんとも温かい関係を繋いでいてくれるのかな、と思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。でも、次は15周年とか……20周年とか……」と語った。
「G-レコ」は、「機動戦士ガンダム」誕生35周年記念作品の一つとしてテレビアニメ版が2014年10月~2015年3月に放送された。富野監督が「ガンダム」のテレビアニメシリーズを手掛けるのは「∀ガンダム」以来、約15年ぶりとなった。
地球のエネルギー源を宇宙からもたらすキャピタル・タワーを守るキャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムの冒険を描いた。テレビアニメ全26話に新たなカットを追加した劇場版が全5部作として2019~22年に上映された。