球界の変わったもの、変わらないもの【立浪和義の超野球論】
基本の重要性
中日監督就任会見での筆者
2016年の5月23日号から始まり、今回が連載268回と、いつの間にか5年以上の長期連載となりましたが、編集部より不人気を理由に打ち切りを告げられ……いえ、冗談です(笑)。昨年末、中日ドラゴンズ監督を拝命いただき、春季キャンプもスタートしますので、最終回とさせていただくことにしました。 コラムと言っても、球界のさまざまなことについての辛口の提言は、亡くなられた野村克也さん、今でしたら廣岡達朗さん、張本勲さん、堀内恒夫さんなど諸先輩のコラムにお任せし、ピッチャー、バッターの技術面などについて、その時々で活躍している選手たちを取り上げながら書いていくことが中心でした。まあ、一度くらいは盛大に喝! を出してもよかったかもしれませんね(笑)。 引退してから12年間、外から見ていて野球はやはり変わってきています。技術面では投手はカットボールなど小さい変化の球が増えましたし、トレーニングの進化もあるのでしょう。全体的に球速が上がり、レベルは上がっていると思います。ただ一方で、われわれの現役時代と比べ・・・
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週刊ベースボール