「α1 II」にみる3年半分の進化 高解像とスピードを兼ね備えた新フラグシップ誕生
FE 28-70mmは1kgを切りながら全域F2.0を達成
同時に発表された新レンズに「FE 28-70mm F2 GM」がある。 ズーム全域F2の標準ズームレンズでありながら約918gと1kgを切る質量で、コンパクトながら電子式補正を必要としない光学性能を誇る。しかも近接撮影性能も高く、フォーカス時のブリージングも抑制した。 こちらもα1 IIと一緒に使うことができたので作例で。
価格は前モデルと同等を確保
価格は、α1 IIのボディのみで約99万円(市場推定価格)。ぎりぎり100万円を切ってきた。初代α1と同じ価格だ。円安やインフレによって価格が上がりがちな中、前モデルと同じ価格に抑えてきたのは評価したい。 なお、α1 IIの登場にともない、α1は価格を下げての併売となる。 FE 28-70mm F2 GMは市場推定価格で約50万円。 発売はどちらも12月13日の予定だ。 従来のαユーザーへの朗報は、α1 IIに同梱される深型のアイピースカップ「FDA-EP21」。こちらは希望小売価格2750円で販売される。α7Cシリーズを除くα1/α7/α9シリーズで使うことができる。より深くて大きめのアイピースカップを望む人に。 α1 IIは、冒頭で書いたように、初代α1に3年半分の技術を新技術を盛り込んでバージョンアップしたモデル。ひたすら速さを追求する人はα9 IIIを、総合力ではフラッグシップ機であるα1 IIを、と考えてよさそうだ。
ITmedia NEWS