【エリザベス女王杯・1番人気の敗因】レガレイラまさかの5着 ルメール「この馬はアンラッキー」「上手に乗れませんでした」
[GⅠエリザベス女王杯=2024年11月10日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝外2200メートル] 【写真】直線で窮屈になった〝問題のシーン〟 3歳と古馬の牝馬による女王決定戦が10日、京都競馬場で17頭によって争われ、3番人気スタニングローズが優勝。ただ一頭の3歳馬で単勝1・9倍の断然人気に推されたレガレイラ(木村)は、5着に敗れた。 懸念されたスタートを五分に出て、道中は中団を追走。この位置取りでいつもの決め手を発揮すればどんな結果が出るのか…と期待が膨らんだ。しかし、結果は全く違うものに終わる。直線で馬群を割ろうとしたものの、他馬と接触してブレーキ。再度、伸びる脚は見せたものの、馬券圏内に食い込むことはできなかった。 直線で十分な間隔がないのに先行馬を追い抜いたことでルメールが過怠金5万円を科されるなど、まさに〝泣きっ面に蜂〟。その鞍上は「いいスタートは切れました。でも、好きなポジションは取れなかったね。クリスチャン(スタニングローズ)の後ろなら絶対にいい競馬ができました。1頭後ろになってしまいました」と振り返り、本来はさらに前へつける意図があったことを明かす。直線の出来事についても「ぶつけられてスムーズに走れませんでした。この馬はアンラッキー。能力は絶対にGⅠレベルですが、今日は上手に乗れませんでした」と肩を落とすばかりだった。 昨年のホープフルSで牡馬相手のGⅠ勝ちを果たし、果敢に皐月賞、ダービーへトライしたほどの大物牝馬がよもやの4連敗。リズムに乗り切れない状況から脱却できる日が待たれる。
東スポ競馬編集部