「強い覚悟を持って決断」J2甲府 大塚新監督の就任を発表 コーチから昇格 山梨県
サッカーJ2・ヴァンフォーレ甲府は2日、篠田善之氏(53)の監督契約を解除。コーチだった大塚真司氏(48)が新監督に就任しました。 篠田氏就任2年目の今季はここまで6勝7分け9敗、14位と低迷。直近8試合勝利がなく、残り16試合でJ1昇格プレーオフ圏・6位との勝ち点差は11。J3降格圏・18位との勝ち点差はわずか3です。
新監督となる大塚氏は千葉県出身。現役引退後は大宮アルディージャの下部組織やトップチームでコーチを務め、ユースでは監督としても指揮。2022シーズンに甲府のヘッドコーチに就任しました。3シーズンにわたり、甲府の戦力強化に努め、2024年に日本サッカー協会公認S級コーチライセンスを取得。Jリーグトップチームの監督就任は初めてとなります。
クラブは大塚新監督、篠田氏、佐久間悟社長のコメントを発表しました。
■大塚氏のコメント
「ファン、サポーターの皆様、そしてスポンサーの皆様、ホームタウンの皆様方には日頃よりチーム、クラブに力を与えていただきありがとうございます。この度、クラブより監督就任の打診を受け、強い覚悟を持って引き受ける決断をいたしました。力強く暖かいリーダーである篠田監督を支えきる事ができなかったことは本当に申し訳ない思いであります。しかしながらチームが苦境に立っている現在、私自身、『今一度スタッフ、選手、ファン、サポーターの皆様、ホームタウンの皆様と共に歩み、上へ登っていきたい』と考え今回の決断に至りました。私には皆様のサポートが必要であります。そのサポートを受けられるよう、チームの勝利のために、惜しみなく自らのサッカーへの思いを日々伝えていきたいと思います。そしてホームの小瀬を中心に皆様方と勝利の喜びを分かち合えるよう全力で頑張ります」
■篠田氏のコメント
「ヴァンフォーレ甲府を愛する全ての皆様、日頃より熱いご支援ご声援を頂きありがとうございます。本日をもちまして監督の職を離れる事となりました。ヴァンフォーレファミリーの皆様には感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。皆様を沢山の勝利で笑顔にする事が出来ず大変申し訳ありませんでした。スタッフ、フロントスタッフの皆様サポートありがとうございました。そして選手のみんなありがとう。ヴァンフォーレ甲府のこれからの躍進、発展を心より願っております」