「 マチアプに登録するようなヤツは大体、社会不適合者だから」の衝撃発言。マッチングアプリの闇バイトは社会貢献と言い切るママ友の異常性。40代主婦が悔やむ「簡単に稼げるの罠」
ここ数ヶ月、格段に目にする機会が増えた闇バイト。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「闇バイトとは、詐欺の受け子や出し子、強盗の実行犯などにバイト感覚で加担させられてしまうことを言います。XなどのSNSやネットの掲示板などで短時間で高収入が得られるなどと呼びかけて、応募させるように仕向けるのです。おととしから去年にかけてルフィなどと名乗る指示役が仕掛けた広域詐欺事件がきっかけで広く使われるようになった言葉ですね」。 バイト感覚で犯罪に手を染める若者たち。恐ろしい世の中である。 「手口が凶悪化していることも見逃せません。先日も横浜で高齢男性が殺害され、現金を奪われた事件が発生しています。実行犯はホワイト案件と投稿から応募したと供述していることから、闇バイトであることはまず間違い無いでしょう。即日支払いの高額バイトありますなどという甘い言葉に騙されて人生を棒に振ることないようにしてもらいたい、そう強く思いますね」。 簡単に稼げる仕事など、世の中には存在しないと思っていた。今回はそう話す、マッチングアプリのサクラをすることになり、心を病んだと話すある女性に話を聞いた。 -------------------------------------------
角谷まほさん(仮名・40歳)は、小学生と中学生の子供を育てる母だ。出産と同時に第一線から退いた。元はファッションスタイリストをしていたそうだ。 「ファッション誌でバリバリやっていました。業界的に9時17時で働ける環境になく、小さな子供を育てながら仕事をするのはとても大変だということはわかっていました。大人気スタイリストならまだしも、私のような名もなきタイプはフレキシブルに動けてなんぼの世界。出産で第一線を退いてからはだんだん仕事が減っていったって感じですね」。 なんとか小さい仕事を請け負いながら食い繋いでいたが、コロナ禍、そして出版業界の不況の波も相まって5年ほど前に仕事がゼロに。 「必死に昔の仲間に頭を下げたりしたんですけど、仕事が来ることはありませんでした。仕方なく、近くのホームセンターでバイトをすることに。このときは本当に心が折れそうでしたね。なんのために今まで頑張ってきたんだろうって」。 パートになったこともあり、夫の扶養に入る決断をしたまほさん。 「夫以上に稼いでいた時代もあったので本当に悔しかったです。103万なんてあっという間。どんどん無気力になり、落ち込んでいたそんなとき。1番仲良しのママ友にバイト誘われたんです」。 あまりにも落ち込むまほさんを誘ってくれたのは、A子さん。2人は子供の保育園で出会った。 「年齢は2歳下。フリーでデザイナーをしていると聞き、共通点があるのでは!と仲良くなりました。仕事を見せてもらったことはなかったので、どんなデザインをしているのか実際には分かりませんでしたけど」。 A子さんに誘われてランチに出かけたまほさん。 「近所のファミレスに行きました。私が仕事を諦めたこと、そしてお金が稼げないことへの不満を述べているとA子ちゃんが言ったんです。面白いバイトあるんだけど?って。メールするだけだからすごく簡単と話されたんですけど、その時点ではそれがマチアプのサクラとは知りませんでした」。 落ち込んでいたまほさんは少しでも多く稼いで、自信を取り戻したいと考えていた。そしてA子さんの誘いに乗ることにする。 「ちょっと鬱っぽかったのかもしれません。普段の精神状態なら、簡単にお金が稼げるみたいな誘いに乗らないと思うから」。 マッチングサイトにはサクラがいると言われている。平塚氏はこう話す。
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