【日本ハム】河野竜生が“ラブコール”後輩有望株と初合同トレ…夫人実家にある“竜の穴“も活用
日本ハム河野竜生投手(26)が最速155キロの大型左腕を“竜の穴”へ招く。今月、松浦慶斗投手(21)と合同自主トレを行うことが4日、分かった。拠点は河野の夫人の実家がある岡山で、家族の協力を得て実家内に整備された特製ジムも活用する予定。昨季は初タイトルとなる最優秀中継ぎ投手を獲得した19年ドラ1左腕が、同じサウスポーの有望株とさらにレベルアップを図る。 ◇ ◇ ◇ さらなる進化のために、後輩と初タッグを組む。河野が松浦と合同自主トレを行う。「僕はまだまだレベルアップしないといけないし、松浦も持っているものを見たらすごいのはわかっているので」。昨オフも誘っていたが予定が合わず、2年越しの実現だ。 一目置く存在だからこそ“ラブコール”を送り続けた。「なかなか左でパワーピッチャーっていない。僕も直球のスピードを上げたいと思うので、松浦に教えてもらうこともあるかもしれない」。最速155キロを生み出すメカニズムを知れば、進化の道も開ける。 もちろん後輩のブレークを後押しする期間とする。松浦は今季、先発に挑戦することを明言。河野も「若いし、可能性は十分にある」と期待するだけに、タイトルホルダーのオフの過ごし方を伝授するつもり。「同じ左として、いい期間にできたら」と思い描く。 自主トレ拠点は岡山だ。現地にある夫人の実家の1室はジムとしてリフォームされ、24時間いつでもトレーニングが可能。そんな“竜の穴”にも松浦を招き入れる予定。後輩の肉体の増強とともに、球速アップに必要な自らの鍛錬ポイントも確認することになる。 松浦も「なかなか最優秀中継ぎ投手を獲得した選手と練習なんてできない。いろんな良いところを盗みたい」と期待に胸をパンプアップさせて岡山へ向かう。チームの日本一奪還へ貢献するため、河野は初めて受け入れる“弟子”と充実した時間を過ごす。【木下大輔】