<春に挑む>選手紹介/18 東海大菅生・宮本恭佑/二松学舎大付・関根侑真 /東京
◇父の助言で投手専念 東海大菅生 宮本恭佑(1年) 最速140キロの直球とカーブ、スライダーなどの変化球を持つ本格派右腕。昨秋の都大会では2試合で2イニングを投げ、失点を許さなかった。 元プロ野球ヤクルトの名内野手、宮本慎也さん(52)を父に持つ。中学までは内野手と投手を兼任していたが、父から「どちらかに絞って一生懸命練習しろ」と助言され、好きだった投手に専念した。この冬はさらに投球に磨きをかけるため、股関節のストレッチなどで体の柔軟性を高めたり、プロ野球選手を参考にしてフォームの改良に励んだりした。 将来の夢は、プロ野球選手になって父がいたヤクルトでプレーすること。「お父さんへの憧れから始まったので」とはにかむ。【加藤昌平】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)185センチ、82キロ(3)東練馬リトルシニア(4)自分の投球を100%ちゃんとできるように準備をして臨みたい ……………………………………………………………………………………………………… ◇投球磨く小柄な左腕 二松学舎大付 関根侑真(1年) 高校入学後しばらくは外野を守っていたが、新チームで中学時代に務めていた投手に復帰した。小柄なサウスポーで、カーブやチェンジアップなどの変化球をテンポよく投げ、相手を打ち取る。 昨夏の甲子園はスタンドで応援し、1回戦のサヨナラ勝利に興奮。「自分もあそこに立ってプレーしたい」と刺激を受けた。冬場は変化球を磨くことを目標に練習して技術を向上させるとともに、課題だった下半身強化と体力作りにも取り組んだ。その成果もあり、2月にあった学校行事の皇居1周マラソンでは野球部内で1位を取り、自信になった。 おしゃれが好きで、休みの日は友だちや家族と古着や靴を買いに行くのが楽しみだという。【小林遥】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)左投げ左打ち(2)163センチ、64キロ(3)千葉沼南ヤング(千葉)(4)チームを勝たせられる投球をしたい