【ペナルティ】フェルスタッペン、1グリッド降格でポール失う!ラッセルに危険なスロー走行、FIA指摘「ミラーで見ていた」
F1第23戦カタールGP(ルサイル・インターナショナル・サーキット)の予選でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は1グリッド降格ペナルティを受け、ポールポジションを失った。 ●【2024F1第23戦カタールGP】全セッションの結果・タイムスケジュール フェルスタッペンは6月のオーストリアGP以来となるポールポジションを獲得したものの、クールダウンラップ中、ジョージ・ラッセル(メルセデス)の前で不必要に遅く走行したとして、スチュワードはペナルティを科した。 フェルスタッペンはQ3で最後のアタックに向けて極端なスロー走行をしていたが、そこへ急激に近づいてきたラッセルがコーナーでの追突を回避する行動を取らざるを得なくなり、それがラップタイムに影響した可能性があるとラッセルは指摘していた。 ■ラッセル「危なかった」 ラッセルはこう語った。 「最終的に、フロア全体がグラベルの上を走ってしまい、フロアが縁石やグラベルの上を擦っているように感じたからダメージがないことを願っているよ」 「たぶんそれがタイムが伸びなかった理由かもしれないね。分からないけど、ラップを始める前の2つのコーナーはちょっと危なかった」 ■FIAの声明「フェルスタッペンはラッセルに気が付いていた」 FIAは次のような文書を発表した。 ラッセルは「高速コーナー上でクルマがスロー走行する場合、レーシングライン上にいるべきではない」と指摘したが、このケースは「複雑なもの」であり、どちらのドライバーもアラックラップを行っていなかったため、通常の3グリッド降格ペナルティは適切ではないと判断した。 文書には次のように書かれている 「1号車(フェルスタッペン)はレースディレクターのイベントノートに従わず、状況を考慮すると明らかに不必要に遅い速度で走行していた」 「1号車のドライバーがタイヤを冷やそうとしていたのは明らかだった。また、11コーナーと12コーナーの間の短い直線で何度もミラーを確認し、63号車が近づいていることに気づいていた」 これにより、フェルスタッペンはカタールGPを2番グリッドからスタートすることになり、ラッセルにポールポジションをプレゼントすることになった。
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