スマホを目覚まし代わりにするのはNG!ダラダラなまけた生活から抜け出すカンタンな方法
「なまける」とは「行動が遅く、なすべき行為をしない」こと。なまけぐせがある人はたくさんいると思いますが、人生まるごとナマケモノ道だとしたらどうでしょう。『着ない服を捨てたら「すぐやる人」になれた 意識低めの怠惰脱出法』(飛鳥新社 翻訳:呉永雅)の著者、ジイ(超なまけ者)さんがまさにその人でした。
深夜までゲーム、授業中は居眠りばかり
20歳になってはじめて「ふきんの絞り方」を覚えたジイさん。バイト先で水のしたたるふきんでテーブルを拭き、過ちを指摘されてから自身の「なまけぐせパターン」を認識したといいます。 振り返ればいつもこの調子でした。学生時代は、学校というルーティンに自分をあてはめればOKで、「なまけぐせ」は感じにくいです。しかし卒業後は、1日を自分で管理しなければなりません。逃れられない「なまけぐせ」を、ジイさんはどう克服したのでしょうか。
「意志力」に対する誤解
明日から一生懸命やる!と決意して、1日のスケジュールを事細かに立てて実行する。はい、秒で挫折するのは目に見えています。そのたびに、やっぱり私はダメ人間、意志が弱い、と凹んでしまう。ダメなのはあなたではなく、「意志力」に対する勘違いなのです。 ジイさんが考える「意志力」とは、「思考力・運動能力。持久力、そして筋力を鍛え、楽器を習うようにゆっくりと、そして継続して育っていくべき種類の力」です。確かに、長年「なまけぐせ」が身についた人がいきなり「受験生だから1日10時間勉強する」とか「明日から1日10km走る」など、できなくて当然。 自分の「意志力」レベルを把握し、「いつもより30分早起きする」「毎日10分だけ英語の勉強をする」など、小さな目標からコツコツ鍛え、育てていけば、必ず「意志力」のレベルは上がっていきます。
24時間を区切ってみる
眠りにつくのは朝方、起きるのはお昼。散らかった部屋でパソコンやスマホを深夜まで見て、時々無駄に徹夜をする。これが以前のジイさんでした。切れ間のない24時間が、「なまけぐせ」を増長していることに気づくのです。 24時間は長いです。でも24時間を分割したらどうでしょうか。ジイさんいわく「生活パターンが大きく崩れる四つの区間がある」そうです。朝・昼・夕方・夜です。中でも1日のはじまりの朝は重要で、避けるべきはスマートフォン。スマホを目覚まし代わりにしている人は多いと思いますが、これがまずNG。 アラームを止めたついでに特に必要のないSNSをチェックしてしまう人が大半ですよね。1日のはじまりが「ホヤッとしたまま10分以上」だと、次の行動も「なまけぐせ」に突入してしまう予感がしませんか。 「目覚まし時計を使う」 「スマホを手の届かないところに置く」 「起床時間前まではスマホにロックをかけておく」 この三つは必須事項だそうです。私も実践しましたが、最初は厳しめだった三項目が、やってみると意外に心地よかったです。