約12万円しか集まらず…ウーヴェ・ボル監督が実写映画版『POSTAL』続編のクラウドファンディングを実施するも僅か数日でキャンセルへ
数々のゲーム実写映画化を手がけファンの怒りを買ってきた映画監督ウーヴェ・ボル氏ですが、唯一の成功例とも言える『POSTAL』実写映画版「POSTAL The Movie」の続編を制作すべくIndiegogoにてクラウドファンディングを実施するも僅か数日でキャンセルとなっていたことが明らかとなりました。 【画像全6枚】 意識と目標は高く 本プロジェクトの目標金額は250万ドル(約3億5千万円)。ウーヴェ・ボル氏は「ポリコレ、でたらめなアルゴリズム、目覚めた人々、キャンセルカルチャーが本当に面白いコンテンツをすべて破壊した」と自論を述べ、「POSTAL The Movie」の続編を作ることは芸術や言論、そして人生の自由のための義務であり、人々を洗脳したい大物たちへの反乱であると語っていました。 しかしながら『POSTAL』シリーズ開発元Running With Scissorsはプロジェクトに関する話を誰からも聞いていないとして不支持を表明。また、プロジェクトのオーナーがウーヴェ・ボル氏ではない謎の人物(プロジェクトのオーナーはウーヴェ・ボル氏のPodcast「Uwe Boll Raw USA」で共同司会Gary Otto氏とのこと)であることや、目標金額に到達しなかった場合は集まった資金をウーヴェ・ボル氏の処女作をベースにした新作映画「California Fried Movie」の制作に流用すると明言していることを懸念点として指摘しました。 最終的にプロジェクトのキャンセルまでに集まった資金は850ドル(約12万円)で支援者の16人には返金を行うとしています。プロジェクトのオーナーGary Otto氏には相当な誹謗中傷も寄せられたようで、「私はウーヴェ・ボルが望むことを実行しただけで、全ての攻撃を受けるべきではありません。もし誰かがあなたを罵倒し、怪しい詐欺師呼ばわりしたら、恐らくあなたは親切に対応することはないでしょう。特にただ仕事をしていただけの時は」と自身の気持ちを綴りました。現在Gary Otto氏はXアカウントも削除しています。 なお、Running With Scissorsはウーヴェ・ボル氏が関わるかどうかは別として映画版の続編制作には前向きであり、それがRunning With Scissorsの知らないところで行われるのではなく、正しい方法で行われることを望んでいると伝えています。
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