【あすの天気】広い範囲で激しい雨、さらなる災害の発生に厳重警戒
日テレNEWS NNN
台風10号の影響で、西日本や東日本では記録的な大雨となっています。30日(金)の午後7時までの72時間雨量は、宮崎県えびの高原で891.5ミリ、大分県湯布院で641.5ミリと8月の観測史上1位となっています。 さらに台風から離れた地域でも大雨となり、静岡で515.5ミリ、神奈川県小田原で455.5ミリといずれも観測史上1位の大雨となっています。 すでに各地で土砂災害や川の氾濫、浸水などの災害が発生していますが、31日(土)も広い範囲で激しい雨や非常に激しい雨が降り、さらなる災害の発生に厳重な警戒が必要です。 <台風情報> 30日(金)18時現在、台風は今治市付近にあります。31日(土)朝にかけて四国付近を進み、日中は紀伊半島付近に進む予想です。その後はほとんど停滞し、1日(日)には熱帯低気圧に変わる見込みです。 <31日(土)の天気> 台風の接近に伴って、四国では引き続き大雨、近畿でも前日の夜から雨が強まり、日中は東海でも非常に激しく降る見込みです。関東も湿った空気の流れ込みが続き、断続的に激しい雷雨となりそうです。 ●24時間雨量(31日夕方にかけて、多いところ) 東海、近畿、四国 300ミリ 関東甲信 150ミリ 土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫など、さらなる災害発生に厳重に警戒してください。また、北日本付近には前線がのびるため激しい雷雨となり、大雨になるところがありそうです。北陸にも前線が近づいて、朝のうちは雨が強まる見込みです。一方、九州では天気が回復し猛烈な暑さが戻ってくるでしょう。 <週間予報> 西日本では1日(日)以降次第に天気が回復しますが、雨が止んだ後も崖や斜面、増水した川にはしばらく近寄らないようにしてください。東日本や北日本では週明けにかけて雨が長引き、総雨量がどんどん多くなりそうです。