プレーオフ初戦に進出 キャメロン・デービスのこだわりクラブたち
タイトリストのクラブでまとめるデービスは、アイアンも3番からPWまで19年発売の「620 CB」(シャフト=KBSツアーV 120X)。 「これもリリース当初から使い続けている。僕が子どもの頃から使っていたブレードみたいな見た目で、寛容性はあって使い勝手が良い。全ショットを完璧に打てるわけではないけど、ミスしてもクラブの助けを最大限に生かせる。まだこれを使い続けるよ、強い球が打てているからね」
ウェッジは3月発売の同社の新作「ボーケイSM10」(シャフト=トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシューS400)で、ロフト角52度、56度、60度の3本を入れている。 「ずっとウェッジはボーケイのシリーズ。ロフト角52度はFグラインドでバウンス12度、56度はFグラインドでバウンス14度。60度のはLグラインドでバウンス4度のを使っている」。グラインドについては「ウェッジでスリークォーター、あるいはフルショットを打つためにバウンスは多めで、チップショットを打つ回数はあまりない。やるにしてもバンプ&ランくらい。だから、ボールはスタンスの後ろになるし、グラインドは関係なくなる」と説明した。 中でも60度のウェッジへのこだわりは強く「60度は時間をかけてこの低バウンスのLグラインドに落ち着いた。高い球を打つとき、僕はかなり高バウンスのチップショットを打つ。だから、これ以上のバウンスは必要じゃない。以前はバウンス12度のを使っていたけど、いまは4度でとてもしっくり来ている。タイトなライでも、ソフトなライでも良い感じで打てるけど、それは自分が上手く打てるという自信があるから。常にスピンも良い感じに効くし、バンカーからも素晴らしい」
そしてパターがスコッティキャメロン「ツアータイプ スペシャルセレクト マスターフル プロトタイプ」。 「これは2019年のペブルビーチの時に入手して、その後、ずっと自宅にあったんだ。標準的なニューポート2スタイルで、マスターフルの丸T印が入っている。形状はかなり気に入って、打感も最高。最近とてもいい働きをしてくれているし、今週、そしてその先もこの調子で行けたら」と話した。 (協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)