「僕の実力不足」先発・戸郷翔征が試合直後の思い語る 井端監督に 「世界一の監督という称号をつけたかった」
◇第3回WBSCプレミア12 決勝 チャイニーズ・タイペイ 4-0 日本(24日、東京ドーム) 【画像】侍ジャパン・井端弘和監督 日本の全戦全勝で迎えたプレミア12の決勝戦。先発登板した戸郷翔征投手は2本のホームランを浴び4失点とし、打線の援護ならず日本は完封負けを喫しました。戸郷投手は試合後のインタビューに応え、悔しさをにじませました。 チェコ代表との強化試合から始まり2試合に登板した戸郷投手は最終戦のマウンドを託されます。4回まで無失点と好投を見せるも、5回に相手打線につかまり先頭打者にソロホームランを被弾。さらにランナー1、2塁からホームランを許し、この回一挙4失点しました。 試合後、自身の投球を振り返った戸郷投手は「僕の中ではいい球ではあったのですが、それをホームランにされるというところは実力不足ですし、ここまでもってきてくれたみんなのおかげで決勝にこれたところでしたけど、すごい悔しい結果になってしまった」とコメント。 さらに「連勝してきてましたし、すごいチームとしてもいい流れだった。でも本当に相手ピッチャーもいい投球してましたし、僕自身もいい投球したかったのですが、5回につかまってしまったので本当に申し訳ない」と、言葉を続けました。 決勝という大舞台に先発投手として挑んだ戸郷投手は「重圧も感じましたし、今までにないくらい緊張しました。これが決勝だったので。昨日までは1個負けてもまだ取り返せるところでしたけど、今日は取り返せない試合だったので。そう思いながら挑みましたけど、僕の実力不足かなと思います」と登板での思いを明かしました。 侍ジャパンを率いる井端弘和監督とのやりとりについては「『すみません』というのは謝りましたけど、『俺の責任だから』というのはすごい言っていただきました。でも本当に井端監督に“世界一の監督”という称号をつけたかったですし、本当にすごい責任を感じています」と、終始悔しさを吐露。 しかし、その中でも前向きに今後を見つめ「また日本代表に選ばれるように、たくさん練習して頑張りたい」と思いを語りました。