EVのBMW「3シリーズ」を発見! 2026年発売の “i3” テスト走行か 先鋭的なデザイン
EVとエンジン搭載車を同時に販売
技術的な仕様もまだ明らかではないが、ノイエクラッセ・プラットフォームには800Vの電気ハードウェアが搭載され、急速充電に対応している。バッテリーのエネルギー密度は現在のものと比べて20%向上するという。 また、エアロダイナミクスをより重視し、効率的なモーターと新しいソフトウェア・スタックを組み合わせることで、航続距離は最大30%向上するとBMWは述べている。 4シリーズ(i4)や5シリーズ(i5)と同様に、次期3シリーズもEVとエンジン搭載車の両方が販売される予定である。 BMWは、エンジン車の販売終了時期を決めていない数少ない主要自動車メーカーの1つだが、現在の計画では2035年以降、英国および欧州ではEVのみを販売しなければならない。 今後の排ガス規制に適合させるべくエンジンの改良にも取り組んでいるが、次期3シリーズがどのような仕様になるかはまだ確定していない。 ノイエクラッセ・コンセプトと今回のプロトタイプはセダンタイプだったが、人気のステーション(ツーリング)も用意されると予想されている。今後登場するEVのメルセデス・ベンツCLAシューティングブレークやアウディA4 eトロン・アバントのライバルになるだろう。 また、高性能モデルのM3も登場する見込みだ。M3のEVモデルでは、4基のモーターへの出力供給をミリ秒単位で調整することができる高度なトルクベクタリング機能を導入し、「クレイジー」でダイナミックな挙動を実現すると言われている。 BMWはまだ次期3シリーズの発表時期を明らかにしていないが、先に投入される新型iX3が2025年の発表予定であることから、その後1年以内と考えられる。
フェリックス・ペイジ(執筆) 林汰久也(翻訳)