関電・八木会長と岩根社長が辞任会見(全文6完)経営への影響は大変大きい
今回の問題の本質へのスタンスは、2日の会見時と同じか
共同通信:すいません、共同通信の【オオニシ 01:32:00】と申します。今の質問とも若干、関連はするんですけども、前回の会見のときにはわりと、調査委員会報告書もそうですけど、森山さんに脅されたとか、森山さんの、どっちかというと人格の特殊性が問題の本質だったみたいな発表のされ方をしたと思うんですけども、その後、いろんな世間の批判とかいろんな声とかを聞いて、今回の問題の本質に対するスタンスっていうのは、森山さんへの見解を含めて、2日の会見で公表されたときとお変わりはないというふうに受け取ってよろしいでしょうか。それとも何かこの間でいろんな社外の声を聞いて、その辺のスタンスが変わったりはしましたでしょうか。会長と社長にお願いします。 岩根:まず私のほうからお答えします。やはり調査報告書に書いてますように、森山氏との関係が大変難しかったことは事実でありますし、森山氏にさまざまな威嚇的なことをされたことも事実で、そうした中で個人が判断してきたことも事実でございまして、非常に、個々人としても非常に困難な状況の中で苦慮していたということは、前回、申し上げたとおりでございますけども、やはりそうしたことを、個人の問題を、やはり会社として、組織として、しっかりと対応できなかったという中で、やはりこの問題がむしろ大きくなっていったというふうに認識しております。 八木:事実関係につきましては岩根が申し上げましたように、今回ご説明、ご報告してる内容っていうのは報告書の内容に沿った内容でございますので、特に事実関係が変わったものではございません。 司会:よろしいですか。まだおられました? 最初から予定されてた方ですか。はい、じゃあ。
新役員は金品を一切受領していないのか
朝日新聞:すいません、朝日新聞の【ナカノ 01:34:16】と申します。今回の役員人事で、辞める人を除いて残留される役員、それから新任、新しく役員になられる方、これ全員、森山氏や関連業者、あるいは類似事案を含めて、金品の受領は一切ないという理解でよろしいでしょうか。 それとあと、新任を除いて、あと、岩根社長を除かれて、そのまま残留される役員については金品の受領はないのはもちろん、この1年間、社内調査が一部の役員の間だけで共有されて、ほかには、取締役会には報告されてなかったんですけども、その非公開にするという決定に関与した方は、岩根社長を除けば、一切、残留されてないという理解でよろしいでしょうか。 岩根:今回の人事異動を当たるに当たって、森山氏からの金品の受領はないという確認は取ってございます。今回のメンバーと、この取締役会にかけなかったという関係について、今回のメンバーが取締役会にかけなかったということについてどのように関与していたかということについては、第三者委員会の中で調査、検証していただきたいと思ってございます。 岡田:補足ですけれども、今回、新任の常務執行役員候補でございますが、これにつきましては森山氏から金品を受領してないということを確認しております。 それから、今回、本人の申し出および事業運営上の必要性ということで、4人の者が退任ということでございますけれども、今回につきましては、この対象の範囲を含め、現時点でいったん職変更を行ったものということでございまして、全体としては、今後の第三者委員会の結果を踏まえて、あらためて検討、判断すると、こういった考えでございます。 司会:よろしいですか。一応、以上で全てだと思いますが、私の関係で漏れとかございませんか。よろしいですか。幹事社さま、いかがでしょう。よろしいでしょうか。はい。 それでは以上をもちまして臨時の会見を終了させていただきます。急遽お集まりいただいてありがとうございました。 (完)【書き起こし】関電・八木会長と岩根社長が辞任会見