70~79歳「厚生年金・国民年金」の平均月額はいくら?一覧表で「貯蓄3000万円以上」の割合も確認
年金のモデル支給額もチェック
2024年度は、年金額が2.7%の増額となります。モデルとして例示されている年金額を見てみましょう。 国民年金の場合は満額で6万8000円。厚生年金の場合は夫婦合計で23万483円となりました。 ただし、この夫婦の年金は”平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で 40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」”という条件のもと試算されたものです。 これまでは夫婦の金額として1つの例しか示されていませんでしたが、政府は複数のモデル年金も公表しました。 現役時代の収入ごとの年金例は以下のとおりです。 ・夫が報酬54万9000円+妻が報酬37万4000円:33万4721円 ・夫が報酬43万9000円+妻が報酬30万円:24万9777円 ・夫が報酬32万9000円+妻が報酬22万5000円:25万5232円 ・夫が報酬54万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:28万4588円 ・夫が報酬43万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:26万967円 ・夫が報酬32万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:23万7346円 ・妻が報酬37万4000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:24万7101円 ・妻が報酬30万000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:23万978円 ・妻が報酬22万5000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:21万4854円 ・夫婦ともに短時間労働者だった場合の平均的な収入:19万6968円 ・夫が報酬54万9000円+妻が国民年金のみ加入:25万4104円 ・夫が報酬43万9000円+妻が国民年金のみ加入:23万483円 ・夫が32万9000円+妻が国民年金のみ加入:20万6862円 ・妻が報酬37万4000円+夫が国民年金のみ加入:21万6617円 ・妻が報酬30万000円+夫が国民年金のみ加入:20万494円 ・妻が報酬22万5000円+夫が国民年金のみ加入:18万4370円 いずれにしても、年金額例は2.7%の増額になっています。 ただし、上昇率以上に物価があがっているため、生活面では厳しい現状が続くでしょう。 さらに6月以降は電気代の助成も打ち切られるため、生活費が増える見込みです。一層のやりくりが求められるでしょう。