【毎日書評】迷ったら「2時間後の自分を大切にする」選択を。うつ病をやめた薬剤師の習慣
迷ったら「2時間後の自分を大切にする決断」をする
日常の中では、疲れていてどうしようもない状態のときに「このまま寝てしまおうかな」と思ったり、断りたいのに断りづらいとき、「仕方ないから自分がこの仕事をやってしまおうかな」という気持ちになることもあるでしょう。 そんなときは、一度「2時間後に自分が幸せを感じられる選択」を考えてみましょう。2時間後を想像すれば、どの選択をするべきかが見えてきます。(117ページより) もし、「それはハードルが高いな」と感じるのであれば、どんなことでもいいので“自分との小さな約束”をつくるのもいいそうです。たとえば、「帰宅したら靴を揃える」「食事の前に『いただきます』という」など、簡単なことでいいようです。 小さなことでも自分との約束を守る習慣をつくると、自分を大切にした、ていねいな生活が自然とできるようになるのです。そして、それが「うつ病ではない自分」というセルフイメージにつながっていくということ。 一例として、「明日は朝早く起きてランニングをしよう」と決めたにもかかわらず、起きたとき「行きたくないなあ」と思ってしまったときのケースを考えてみましょう。 そのときは、「なりたい自分になるには、どちらを選ぶべき?」と考えてみてください。 「走ったほうがいい」という答えなら走りましょう。走らなければ、「なりたい自分に近づけない。走ればよかった」と2時間後に後悔しているからです。(119ページより) 「なりたい自分」という目的地をもとに想像する2時間後は、漫然と思い浮かべる2時間後よりも、より自分を大切にできる結果につながるということです。(114ページより) うつ病と診断されてしまうと、どうしてもネガティブな気分になってしまうかもしれません。 けれど本書を読んでみれば、それが「乗り越えられるもの」であることが実感できるはず。これまでとは違う角度から自分を見つめなおし、前向きな気持ちで毎日を楽しめるようになるために、ぜひとも活用したいところです。 >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! Source: あさ出版
印南敦史