来季も現役続行見通し…57歳の三浦知良にイタリア紙が驚き「無限。キャリアは伝説となった」
来シーズンも、JFL(日本フットボールリーグ)のアトレチコ鈴鹿でプレーする見通しとなった57歳の元日本代表FW三浦知良について、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が12日付の特集記事で驚きを示した。 来年2月で58歳を迎え、プロ40年目に突入する見込みとなった三浦。そんなレジェンドに、イタリア紙も「無限のミウラ。57歳で伝説のキャリア続行へ」との見出しで注目した。「ピッチでの功績と言うより長い選手生命で、そのキャリアは伝説となった」と続け、「日本人FWは、プロ40年目となるが、サッカー選手の多くがキャリア20年を過ぎて引退することを踏まえると、信じられない記録だ」と驚きを示した。「彼の同世代が引退してもはや10数年が経過したが、ミウラに引退の意思は全くないようだ」などとつづった。 「最年長記録は、2018年まで、2014年に51歳で引退したイギリス人GKケヴィン・プールのものだったが、ミウラほどサッカー選手として長いプロキャリアを歩んだものはいない」と偉業を称賛。さらに「もちろん、これが日本人FW、キング・カズの持つ唯一の記録ではない」と述べ、1980年代、1990年代、2000年代、2010年代、2020年代に公式戦に出場した唯一の選手であることや、アジア・アメリカ・ヨーロッパ・オセアニアと異なる4大陸でゴールを挙げたことも紹介した。 また、世界各国でプレーし、「ブラジルのサントスから始まった世界をまたにかけたキャリアにおいて、実に30年前にイタリアのジェノアへもやって来た」とし、「ミウラはセリエAでプレーした初めての日本人選手だった」と振り返った。そして最後に「いくつか記録を更新する時間はまだある」と述べ、今後の活躍に期待を寄せた。