九州場所連覇へ関脇・霧島が秋巡業“初稽古” １３番で８勝も「久しぶりなんで無理しないように…」
相撲の秋巡業が８日、富山・魚津市で行われた。関脇・霧島（音羽山）は秋巡業で初めて相撲を取る稽古を行った。申し合いで、最初は十両・玉正鳳（片男波）と対戦して、押し出し。その後、大関・豊昇龍（立浪）に指名を受けた。豊昇龍には２戦２敗だったが計１３番取って８勝。「昨日はやろうと思っていたが、時間がなくて今日になった。久しぶりなんで無理しないようにした」と話した。 先場所は１２勝を挙げて、終盤まで優勝争いを演じた。大関に昇進した昨年は巡業では猛稽古していたが、３月に首などを痛めた。ケガも癒えないまま場所に臨んで大関から陥落した経験もあるだけに「音羽山親方（元横綱・鶴竜）からも考えて取るようにいわれている」という。 昨年優勝している九州場所（１１月１０日初日・福岡国際センター）で１３勝以上あげれば大関昇進目安とされる「三役で直近３場所３３勝」に到達する。霧島は大関復帰を以前から目標にしているものの「あまり意識はしていない。時間もあるので体を作ることが大事」。足元をみつめ、じっくりと稽古を積み重ねる。
報知新聞社
