【特集】海外でも人気!世界を魅了する日本の“おにぎり”…世はまさに『ONIGIRI戦国時代』!“米離れ”が進む中、国内外で専門店続々オープンのワケ
創業78年を迎える大阪のお好み焼き店『ぼてぢゅう』は、2016年から海外事業にも力を入れていて、実はフィリピンに111店舗と、日本より多くの店を構えています。 (『ぼてぢゅうグループ』・神山和則専務取締役) 「フィリピンでは、日本の4倍米を食べます。その中で、日本の本物の米を紹介することも、我々の1つのミッションとして捉えています」 “粉もん”ではなく、米。中でも、片手で食べやすいことから、おにぎりに目を付けました。 (神山専務取締役) 「日本のお米と違って、フィリピンのお米はパサパサしています。“日本のお米”という味を現地の人へ伝えることが、日本食レストランとしての使命だと思っています」
試作しているのは、2024年7月からフィリピンで販売予定のおにぎり。米は日本米から選んで輸出し、フィリピンの人に好まれる食材を選びます。馴染みのない海苔は、取り外しができるよう軽く巻くのがこだわりです。
夢は…。 (神山専務取締役) 「フィリピンのコンビニに広まっていくまで昇華できたら、と思っています」 Q.近い将来、フィリピンのコンビニに『ぼてぢゅう』のおにぎりが? (神山専務取締役) 「夢ですね、ははは(笑)」
(一般社団法人『おにぎり協会』・中村代表理事) 「小麦の原料の問題もあって、ラーメン店やパン屋の閉業率はすごく高いです。おにぎりは、原料が安定しているので価格が安定しやすく、計算しやすい。焼き肉とかとも違って、朝・昼・夜と食べる人がいます。1日に3回も4回もニーズがあるのが、大きく違うところ。また、低価格帯も高価格帯も出せるので、お客さんの“財布事情”に合わせられます。僕は、今は“おにぎり戦国時代”だと思っています」 日本で再び注目され、海外でも認められつつある『おにぎり』―その裾野は、まだまだ広がりそうです。 (「かんさい情報ネットten.」2024年5月21日放送)
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