【特集】海外でも人気!世界を魅了する日本の“おにぎり”…世はまさに『ONIGIRI戦国時代』!“米離れ”が進む中、国内外で専門店続々オープンのワケ
(『京つけもの もり』・森知史取締役) 「京都にインバウンドが来ていると言われながらも、全然外国人の方に漬物を買っていただけなくて。少しずつ業態を変えながら、今はおにぎりが一番ハマっている状態です」
漬物入りのおにぎりは食べ歩きができるため、少しずつ評判が広がり、売り上げも2倍ほどに伸びました。今は、客の6割ほどが外国人です。 (香港から) 「香港のおにぎりは冷たいけど、日本のは温かいです。新鮮な感じがします」 (カナダから) 「カナダには、こういうのはないですね。とてもおいしいです。塩味があるけど、しょっぱくもない。食感も良いです。おいしかったです」
人気の“パリおにぎり”は具材もオシャレ⁉世界中に広がるONIGIRIブーム 世は正に“おにぎり戦国時代”―『おにぎり専門店』は経営者にも多数のメリット
外国人観光客にも支持されるONIGIRIは、世界各国で浸透し始めています。フランス・パリでは、日本のおにぎり専門店に長い行列が…!
(パリでおにぎりを買った人) 「高菜おにぎり2個と、みそ汁を買いました。週1で通っています」 「6個買いました。明日お出かけするので、持ち運びやすいおにぎりはランチにぴったりです」
フランスではパスタやバゲットの文化が主流でしたが、“日本の米のおいしさ”が伝わり、数年前からはスーパーにもおにぎりが並ぶなど、フランスの食文化に定着しつつあります。
現地で人気の“パリおにぎり”は、『ラム肉を香草焼きにして作るおにぎり』『ツナを柑橘とバジルで和えたさっぱりとしたおにぎり』『グリルしたカリフラワーにピーナッツチリソースを絡めたおにぎり』など、フランス人に合わせて進化しています。
『グリルしたカリフラワーにピーナッツチリソースを絡めたおにぎり』を、現地特派員が実食。 (NNNパリ・宮前明雄特派員) 「あっ、おいしいですね。カリフラワーの歯ごたえがすごく良くて、ピーナッツチリソースの甘辛さと合っています」
海外で“おにぎり人気”が高まる一方、食の多様化によって、日本国内での一人当たりの米の消費量は1962年以降減少を続け、ピーク時と比べて半分以下に。米の国内市場が縮小傾向にある中、関西から新たな国へ打って出て、おにぎりで勝負をかける企業も―。
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