【ベテランから若手まで】ダカールラリー2025 TGRはGRダカールハイラックスEVOの6台体制で参戦
ダカールラリー2025のスタートへ
トヨタ・ガズー・レーシング(以下、TGR)は、技術と耐久性の究極のテストの舞台であるダカールラリー2025のスタートへ向け、準備を開始していると発表した。 【写真】ベースとなるトヨタ・ハイラックスをみる (67枚) その過酷さと、予測困難なチャレンジの舞台として知られるこのラリーは、今年もサウジアラビアで争われ、1月3日に、参戦競技者が本戦最初のステージの出走順を決めるプロローグで幕を開ける。 ダカールラリー2025は、FIA/FIM世界ラリーレイド選手権(W2RC)の開幕戦として開催。2024年、W2RCのマニュファクチャラーズ選手権3連覇を達成したTGRは、その勢いを活かしこの初戦で好成績を収めることが、2025年シーズンのタイトル防衛に向けても重要になる。 サウジアラビアで6度目の開催となる本大会は、これまでで最も困難なルートとなることが予想されており、チームは同国南西部に位置する都市ビーシャをスタートし、この地域の多様で厳しい地形を活かして綿密に設計されたルートで序盤戦を争う。 ラリーは序盤から、過酷な48時間クロノステージや、チームのアシスト無しで一晩を過ごし、車両整備には選手自身のスキルとクルマに搭載したスペアパーツのみに頼らなくてはならないマラソンステージなど、数多くの見所があるルートが用意されている。 サウジアラビア南部を占めている象徴的なエンプティ・クォーター(ルブアルハリ砂漠)の砂丘群も2週目のメインイベントとして昨年に続き再び登場し、そびえ立つ砂丘と広大な砂漠のルートを見極めていくことが難しいステージは勝負を左右する大きな要素となるだろう。 今大会12のステージは、最も短いながらも難易度の高い最終日の134kmから、606kmにもおよぶステージ6まで、多岐にわたり、1月10日、サウジアラビア北部のハイルに設けられる恒例の休息日でつかの間の休息を取り、英気を養ったあと、チームはすぐに今大会最長のスペシャルステージとチャレンジングな砂丘群が待ち受ける、2週目の激しい争いに戻ることとなる。 ラリーは1月17日、シュバイタでゴールを迎え、完走を果たしたチームにはポディウムでの祝福が待っている。