【ベテランから若手まで】ダカールラリー2025 TGRはGRダカールハイラックスEVOの6台体制で参戦
経験豊富なベテランから才能溢れる若手まで
TGRはこのダカールラリー2025に、経験豊富なベテランから才能溢れる若手まで含まれる、6台体制で挑む。 ルーカス・モラエス/アルマンド・モンレオン組(203号車)とセス・キンテロ/デニス・センツ組(204号車)の2台は欧州を本拠とするTGRからの参戦。 TGR南アフリカ(TGRSA)からはジニエル・ド・ヴィリエール/ディルク・フォン・ジッツェヴィッツ(206号車)、ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組(211号車)、ガイ・ボッテリル/デニス・マーフィ組(205号車)、サオード・ヴァリアワ/フランソワ・カザレ組(218号車)の4台が参戦。 TGRとTGRSAは、このドライバーラインナップで今大会最もバランス良く競争力の高いチームの一つになっていると彼らはいう。 6台全てが、トヨタのラリーレイド向け最新モデルで、その性能も実証済みのGRダカールハイラックスEVOを使用。2024年仕様の成功をベースに、2025年仕様のGRダカールハイラックスEVOは、ダカールラリーの過酷なコンディションでも信頼性、耐久性、そして性能を最大限に発揮できるように、主要システムとコンポーネントの改良が施されており、これらの改良は、トヨタの改善の精神の下、「もっといいクルマづくり」を追求した結果だと述べている。 ラリーのスタート前からTGRの入念な準備と共に、冒険は始まっており、サウジアラビアに到着したクルマは、技術メンバーによって完全に組み直され、ドライバーたちがレース直前のシェイクダウンを通して、ラリー本番までに完璧に動作することを確認。 そして、全てのラリークルーと技術メンバーが出場に必要な認定手続きを行い、最後に、各車両が厳しいダカールの技術規則に適合しているか競技役員が確認する車検を全車両が受ける。これにはドライバーの安全装備、車両システム、そしてドライバーの競技参加資格の確認も含まれる。 ■ルーカス・モラエス(203号車) 「ダカールラリーは、ドライバーとクルマの両方にとって常に究極のテストです。今大会のルートは、これまでで最も過酷なものの一つになりそうですし、エンプティ・クォーターの砂丘から難易度の高い岩場まで、毎日が戦いとなるでしょう。 GRダカールハイラックスEVOは何度もその実力を証明してきていますし、今大会に向けて改良されたことで、挑戦のための完璧なクルマに仕上がったと確信しています。このような厳しいコースでどのような走りができるのか、シーズン開幕を楽しみにしています」と述べた。 ■セス・キンテロ(204号車) 「2025年のダカールラリーは信じられないような挑戦になると思います。ルートが過酷で、楽な日がないことは分かっていますが、それこそがダカールを特別なものにしています。 GRダカールハイラックスEVOは、このような過酷なコンディションのために作られており、チームが行った改良で、よりハードにプッシュできる自信を与えてくれます。このような象徴的なラリーで何ができるか楽しみです」と意気込みを語っている。
執筆 AUTOCAR JAPAN編集部