動物園職員と絵本作家の二足のわらじ 飼育員がネタ元 園内新聞の4コマ漫画90点以上に
「性格などを教えてもらって動物を観察していると、漫画の中でしゃべらせるセリフも頭に浮かんでくるようになりました」
■絵本作りのいい経験
かみねっちょ新聞での4コマ漫画の連載は紙面のリニューアルに伴い、今年の5-6月号を最後に休止となったが、現在はこれまでの代表作22点が園内の「どうぶつ資料館」で12月29日まで紹介されている。併せて、滑川さんが昨年まで7年間、手がけた動物園のカレンダーのイラストも展示している。
滑川さんは4コマ漫画について「私は締め切りがないとアイデアが浮かばないタイプ。毎月1作品考えなくてはいけないのは(逆に)ありがたかった。8年間やってきたが、90作品以上描いたとはびっくり」と振り返る。
「今では動物たちのフォルム(姿、形)を何も見ないでも描けます。今まで描いた作品には、これからの絵本作りでヒントになるものがちりばめられていると思うので、生かしていきたい」と考えている。(三浦馨)