「殺すくらい何度も刺せ!」…顔や首に入れ墨が「闇バイト強盗の指示役男」カメラマンを威圧の戦慄写真
「宅配便です」 インターホン越しにそう伝えた男たちは、ロックが解除されるとエントランス内部へ侵入。玄関ドアを開けた住民男性は、いきなり包丁で切りつけられたーー。 「殺すくらい何度も刺せ!」…顔や首に入れ墨「闇バイト強盗の指示役男」戦慄の素顔写真 警視庁新宿署が9月13日にまでに強盗致傷と住居侵入の疑いで逮捕したのは、住所不定で職業不詳の米重友己弥容疑者(20)だ。闇バイト強盗の指示役とみられ、実行犯の10代の男たちに次のように命じていたという。 「(住民男性を)殺すくらい何度も刺せ! やることをやれ。ボコボコにして奪ってこい」 逮捕容疑の事件は今年1月14日夜7時過ぎに起きた。 ◆頭や腹部をバールで何度も殴り 「実行犯の男2人が宅配業者を装い、東京都新宿区内のマンションに押し入ったんです。あらかじめ室内に高級品が保管されていることを知り、50代の住民男性Aさんにターゲットを絞っていたのでしょう。宅配便の配達と勘違いしたAさんが玄関ドアを開けると、男たちは内部へ侵入。Aさんの右手の指を包丁で切りつけ全治約2週間のケガを負わせ、『ロレックス』など高級腕時計4点(計418万円相当)を奪い逃走したんです。 近くには回収役の2人が乗った車が待機していました。実行犯の男たちは犯行後に車に同乗。しかし実行犯と回収役の4人は、防犯カメラの映像などから3月から4月にかけ逮捕されています。4人の供述から、指示役とみられる米重容疑者の逮捕にいたりました。彼らは、中国地方で知り合った知人だったそうです。米重容疑者は警察の調べに対し黙秘をしています」(全国紙社会部記者) 本誌カメラマンは米重容疑者の送検を撮影。戦慄の姿をとらえていた。顔や首には、見る者を萎縮させるような生々しい入れ墨が。報道陣がカメラを向けると、鋭い視線で威圧したのだ。 「米重容疑者が逮捕されるのは、今回が初めてではありません。今年1月には10代の実行犯3人に、東京都品川区内のマンション1階にある部屋へ侵入させ現金約85万円と腕時計など21点(計85万円相当)を盗ませました。犯行の3週間ほど前に住民男性の高齢の母親へ電話をかけ、息子を装い現金の保管状況を把握していたそうです。 さらに2ヵ月後の3月には、20歳前後の4人と共謀し山口県下松市内の会計事務所を強襲。事務所内にいた男性の頭や腹部をバールで何度も殴り全治1ヵ月以上の重傷を負わせたうえ、現金約600万円と財布など21点(計17万円相当)を奪ったとされるんです。いずれのケースでも米重容疑者は、建造物侵入などの疑いで逮捕されています」(同前) 闇バイト強盗の手口はどんどん凶悪化している。紹介したように、被害者の命を軽視するようなケースも増えているのだ。たとえ親族を名乗る人間からの電話やメールでも、資産状況などを安易に教えないよう警察は注意喚起している。
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