【陸上】走高跳五輪5位の赤松諒一「飛躍の年」10月は週5ホテル勤務明かす/陸連アワード
◇日本陸連アスレティックス・アワード2024(12月19日/東京・港区) 日本陸連の年間表彰式となるアスレティックス・アワードが行われ、優秀選手賞に男子走高跳の赤松諒一(SEIBU PRINCE)が選出された。 アスレティックスアワード2024 受賞者一覧と、過去のMVP受賞者をチェック! 今年のパリ五輪で日本勢88年ぶり入賞となる5位の快挙を成し遂げた赤松。「一番大きな目標だったパリ五輪で自己記録(2m31)を跳べて5位。目標を達成できたので飛躍の年になりました」と振り返る。 かねてから痛めており、ボルトが入った左足小指はパリ五輪で悪化。少しずつ回復しており、「跳躍練習はしていませんが、スプリントやウエイトトレーニングなどで痛みが出ることはないので順調です」と明かす。 今年からSEIBU PRINCE所属となった赤松。10月には「リモートでいいよ」と言ってくれたところ志願し、「所属先の現場をまず知りたいと思い、週5で働きました」と言う。名古屋市内のホテルでフロントでの接客や配膳、外回り営業など一通り経験したという。岐阜大での研究も新たなテーマを探しているようで、こうしたさまざまな活動を通し「貴重な経験をでき、自分の知恵を広げていける」と語った。 来年はまず、3月の南京世界室内選手権を目指す。パリ五輪入賞のため、東京世界選手権の参加標準記録2m33をクリアすればその時点で内定。「この冬から頑張っていきたい」と決意を固めていた。
月陸編集部