相次ぐクリエイティブ・ディレクター交代劇 一覧で振り返る2024年の就任&退任
2024年は、クリエイティブ・ディレクターの交代に関するニュースが相次いだ。特にドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)やフィリップ・リム(Phillip Lim)といった自身のブランドを長年手掛けてきた創業デザイナーの退任や、「シャネル(CHANEL)」や「セリーヌ(CELINE)」などビッグメゾンでの去就が印象的な1年だった。またビジネス面で目に見える成果がすぐに求められる近年の傾向に加え、ラグジュアリー消費が減速する中、在任期間2~3年、早ければ数シーズンで交代というケースも珍しくなくなっている。その流れは来年も続きそうだ。 【画像】相次ぐクリエイティブ・ディレクター交代劇 一覧で振り返る2024年の就任&退任
新章の幕開けでは、今年は3月に就任したアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)率いる「ヴァレンティノ(VALENTINO)」をはじめ、昨年就任したシェミナ・カマリ(Chemena Kamali)の手掛ける「クロエ(CHLOE)やショーン・マクギアー (Sean McGirr)による「マックイーン(McQUEEN)」、マッテオ・タンブリーニ(Matteo Tamburini)の「トッズ(TOD’S)」などが初のコレクションを披露した。そして25年は、「シャネル(CHANEL)」や「セリーヌ(CELINE)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「ランバン(LANVIN)」「トム フォード(TOM FORD)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」といった名だたるブランドが、新クリエイティブ・ディレクターによるデビューショーを予定。新たな視点で生み出されるコレクションに期待がふくらむ。一方、今後の活動について明らかになっていないエディ・スリマン(Hedi Slimane)やジョン・ガリアーノ(John Galliano)、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)の動向にも注目だ。