690円で買える無印良品の“シンプルオシャレ”なiPhoneケースとハンドストラップを試す 実物の雰囲気と弱点は?
iPhoneの魅力は、そのシンプルさだ。ならばケースも“らしさ”をねらってシンプルなものを選ぼうではないか。 【画像で見る】ホワイトグレーのケース1つに対してハンドストラップは全色購入した そんな期待にこたえるかのように、無印良品が再生TPUを使ったiPhone 14/15シリーズ向けケースを発売した。対応機種は「iPhone 14/14 Plus/14 Pro/14 Pro Max」「iPhone 15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Max」で、どのサイズも690円と価格までシンプルだ。 今回、iPhone 14向けのケースを入手したので、その使い勝手と、同時に発売された「ハンドストラップ スマートフォン用」(以下、ハンドストラップ)の色の組み合わせでどのように雰囲気が変わるのかなどを紹介していきたい。
再生TPUを採用
無印良品のいうところの「再生TPU」とはなんだろうか。まずは「TPU」そのものについて簡単に説明したい。 TPUは熱可塑性ポリウレタン(Thermoplastic Polyurethane)樹脂のことを指す。ほどよい弾力があり、ゴムとプラスチックのような特性を持つ。引っかき傷などに強く、熱にも摩耗にも薬品にも強い。また、引っ張りにも強く、正確なサイズで成形できるというメリットもある。熱を加えることで溶けので、再生加工しやすいという特徴も持っている。 この「熱で溶ける」という特性を生かしてリサイクルした再生TPUを採用したのが、この無印良品のiPhoneケースというわけだ。 TPUには顔料と混ぜて着色しやすいという特徴があるが、無印良品の発売した今回のケースはダークグレー、ホワイトグレー、オレンジの3つのカラーバリエーションのが用意された。ホワイトではなくホワイトグレーなのは、再生加工したものだからだろうかと考えてしまうのは、くすんだ色の再生紙が身の回りにあった昭和脳だからだろうか。 それはともかく、今回筆者が選んだのは、そのホワイトグレーである。理由はiPhone本体の色が白であることと、ホワイトグレーなら無印良品のハンドストラップ各色と合わせやすいだろうと考えたからだ。