「賢く紫外線ケアしてますか?」日焼け止めブランドの本気度から見るUVケアの大切さ
これからの季節、特に気をつけたいのは紫外線。紫外線はシミやしわなどのエイジングサインにも影響を及ぼすとわかっていても、実際、どれくらいケアすればいいのかわからない、というのが正直なところ。「紫外線対策は必須」と語る美容のプロたちの声とともに、UVケアの歴史から読み解く今のUVケア市場の最新事情をレポートします。 【写真】ドラッグストアで購入できる今年イチオシのUV製品をみる ビューティサイエンティスト/岡部美代治さん 大手化粧品メーカーに35年以上勤務し、商品開発・マーケティングを担当し、数々のヒットコスメを手掛けた。美容コンサルタントとして独立後、化粧品会社の商品開発のアドバイスや美容教育アドバイスの他、講演などを精力的に行う。定期的に開催している「ビューティサイエンスセミナー」は今年で10年目に突入。昨年8月には自身が監修した『正しく知る・賢く選ぶ 美容成分大全』(ナツメ社)が出版され、美容業界に携わる人たちの美容の教科書として話題に。詳しくは「ビューティサイエンスの庭」をチェック。 美容ジャーナリスト/柳田美由紀さん 1988年大学卒業後、株式会社コーセーに総合職として入社。当時は存在していなかったシート状クレンジング料などを考案。その他、宣伝・PR・新規事業開発などの業務を経て、1997年独立。メイク、スキンケア、ヘアケア、美容家電、美容医療まで、美容領域のモノコトを専門に、女性向け雑誌やWEB媒体などで編集執筆活動、コンサルティング等で活動中。新商品発表会のレポートを独自の切り口でSNSでもアップしていて、コスメマニアの間では有名。インスタグラム: @beauty_cosme_from_japan 美容エディター・ライター/長谷川真弓 編集プロダクションを経て、広告代理店で化粧品メーカーの営業を7年半担当。化粧品のおもしろさに目覚めたのち、2009年INFASパブリケーションズに入社。美容週刊紙「WWD Beauty」の編集を担当し、2014年にフリーへ転身。ビューティにまつわるヒト・コト・モノを精力的に取材していて、ミモレでも美容企画を取材・執筆している。 今回、お話を聞いたのは… 蘇武竜太朗さん/カネボウ化粧品 研究員 化粧品原料の解析業務、スキンケア製剤開発を経て、現在は日焼け止め製剤の開発を担当。日焼け止め剤についての知識は深く、各部署から「こんな商品を作りたい」「こういうことって技術的に可能なの?」など商品開発チームからの相談も受けている頼りになる存在。昼休みに屋外でテニスをする時は「ジェルUVを欠かさず使用しています!」。 梶 直美さん/カネボウ化粧品 アリィー開発 開発マネージャー スキンケア、サンケアの商品開発などを経て、現在はアリィーの商品開発を担当し、今年で7年目。チークUVはコロナ禍中に開発し、大ヒット商品となった。通勤時のメイクは「ノーファンデUVにコンシーラーを。最後は皮脂に強いフェイスパウダーで仕上げています」。