加部究のフットボール見聞録「欧州優勢の流れにあるなら、代表監督の“拠点”も考えるべき」
ベルギーやクロアチアでは、代表レベルに到達した選手を引き留めておけるクラブがなくなった
日本代表のメンバーも海外組が中心になってきた。それなら森保監督は欧州に拠点を置いて情報収集したほうが効率的だろう。(C)SOCCER DIGEST
味の素スタジアムへの「出勤」が続いている。コロナ禍で取材の選択が近場に傾くとともに、年末にACLを控えたFC東京が異常な急ピッチで試合を消化していることが影響している。J1は14日、一斉に22節を開催したわけだが、FC東京にとってはすでに25戦目だった。 この夜、ホームチームは3-1で快勝。敗れた清水は5連敗となり、この時点で17位だから、結果だけ見れば上位が底辺に順当勝ちとなる。だが究極の低迷を続けているはずの清水にも希望の灯は見えた。徹底してつなぐ意識が共有され、パスの本数では相手を176本も上回った。確かに敵陣では停滞傾向も見えたが、アンカーとしてプレスをかいくぐる素晴らしい技術を見せたのが今年Jリーグにデビューした20歳の西村恭史で、その隣では間もなく19歳になる鈴木唯人が躍動。さらに交代出場した18歳の成岡輝瑠もまるで物怖じしないプレーを披露した。試合後に金子翔太が振
本文:1,770文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。