GAFAMの一角、メタ・プラットフォームズの「野望の行方」
9月20日、インド・ムンバイで開催された「Meta Conversations」イベントでバーチャルに話すマーク・ザッカーバーグCEO(写真:Niharika Kulkarni/NurPhoto via Getty Images)
アメリカ市場に上場している注目銘柄を取り上げる連載企画「はじめての米国株」。今回はSNS(ソーシャルネットワーキングシステム)を世界に広めたメタ・プラットフォームズ(META)を紹介する。(最新の ドル円相場はこちら です)メタ・プラットフォームズは、世界最大級の利用者を誇るSNS「Facebook(フェイスブック)」を起源に、複数のネットサービスを展開するIT大手だ。近年はインターネット上の仮想空間「メタバース」関連産業の将来性に期待して事業育成を続けている。 2021年10月に旧社名の「フェイスブック」から社名を変更。現在もCEOを務めるマーク・ザッカーバーグ氏がハーバード大学在学中の2004年にルームメイトらと立ち上げたネットサービスの「Facebook(フェイスブック)」が創業の起源となった。Facebookは当初、学内での情報交流の促進を目的としたサービスだったが、次第に近郊の大学生などにもコミュニケーションツールとして利用者を広げていった。 利用者数はスマートフォンの普及も追い風に急拡大していき、2010年9月にはアクティブユーザー数が5億人を突破。2012年にNASDAQへ新規上場した後は、上場資金を活用して積極的にM&Aを展開。画像共有SNS「Instagram(インスタグラム)」やメッセージングアプリの「WhatsApp(ワッツアップ)」などを傘下に収めた。世界中で利用者の囲い込みが進み、急ピッチで業績を拡大する推進力としてきた。
本文:2,362文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
四季報オンライン