小田急電鉄は増収増益 24年9月中間連結決算、交通やホテル業で回復
小田急電鉄(東京都)が13日発表した2024年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比26・2%増の329億8千万円だった。交通業やホテル業で利用者が回復したことに加え、ホテル運営事業などを手がけるUDS(同)を野村不動産(同)へ譲渡した売却益を計上したことなどにより、増収増益となった。 売上高は6・9%増の2097億4400万円、営業利益は9・2%増の290億3700万円だった。 交通業の営業利益は13・1%増の172億5千万円。定期・定期外ともに増加したほか、バス業において昨年から運賃改定を実施した影響などで、増収増益となった。 鉄道の輸送人員は2・4%増で、コロナ禍前の18年と比較し、92%弱まで回復している。一方、企画乗車券「江の島・鎌倉フリーパス」の売り上げ枚数は8・9%減少。夏場の猛暑や台風の影響で、利用者が減ったという。
神奈川新聞社