イスラエル大統領、COP29欠席へ…「治安上の懸念」
【エルサレム=福島利之】イスラエル大統領府は16日、イツハク・ヘルツォグ大統領がアゼルバイジャンの首都バクーで開かれている国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)への出席を見合わせると発表した。「治安上の懸念」が理由という。
イスラエルは近年、ともにイランと敵対しているアゼルバイジャンと軍事や安全保障面での連携を強めてきた。2020年のナゴルノ・カラバフ紛争の際、イスラエルはアゼルバイジャンにドローン(無人機)を提供した。
COP29には、イスラエルからイディット・シルマン環境保護相のほか、環境関連企業20社の代表が出席している。