開業100日前「神戸アリーナ」、進捗率は95%…テナントも発表
神戸ウォーターフロントで365日のにぎわいを目指す「神戸アリーナプロジェクト『TOTTEI』」が、12月24日に開業100日前をむかえ、開業日やテナント情報を公開した。 【写真】海側から見ると…! 運営企業「One Bright KOBE」の代表取締役・渋谷順氏は、船上の記者会見会場で開業日が2025年4月4日に決定したと発表。「ジーライオンアリーナ神戸」の工事の進捗率は95%で、検査などを残しほぼ完成。アリーナ内も客席や大型壁面ビジョンなどの設置が完了し順調に工事が進んでいるとした。 実際に南の海上から、270度海に囲まれたアリーナを確認すると、200日前にはあった足場は全て撤去され外観は完成しているようだった。一方、「パーク」と呼ばれる公園部分は工事の真最中。パーク内の「緑の丘」と呼ばれる建造物だけは開業日に間に合わず4月後半の竣工予定とされた。 またこれまでベールに包まれていたテナントの第一弾として「ユーハイム」が発表された。神戸元町に本店を構える同店の別館として、職人と同じようにバウムクーヘンを焼くことができる「バウムクーヘンAI職人THEO」が3台常勤し、焼きたてのバウムクーヘンを提供する。さらに同店初となる「焼き立てバウムクーヘン食べ放題」を実施すると代表取締役社長・河本英雄氏が会見で発表すると、渋谷氏を含め会場が驚きに包まれた。 渋谷氏は「テナントや、パークにふらっと来ていただけるようなフェスやイベントを自主的におこなって、アリーナの興行がない日も365日にぎわいを作ってまいりたい。そして神戸を代表するようなランドマークになりたいと思っています」と意気込みを語った。 『TOTTEI』開業は、2025年4月4日。開業日から30日間はオープニング月間としてイベントなど多数実施。詳細は順次発表予定。 取材・文・写真/太田浩子